コールセンターのいいところ

まちこ

2007年05月30日 00:20

いただいたコメントで「コールセンターのいいところ」についてお問い合わせがございましたので(なんか業務っぽいですね)、わたくし、コールテイカーまちこ一個人の見解をご案内させていただきます

まず、真っ先に思いつくのは「採用枠が広い」ことでしょうか。公明党が採用時の年齢制限記載について撤廃する法案を進めていますが(もう実施するのかしら?)、現在のところは年齢制限の壁に阻まれることの多い就職・転職。しかし、コールセンターのほとんどが高卒以上から30、40代でも採用するところばかりです。

また、基本的に学歴を問うことは、まずありませんので、敷居が高いと思えそうな大企業でも、挑戦することができるのは大きな利点ではないでしょうか。もっとも、取替えのきく「歯車」程度にしか考えない、パートや契約社員などの非正規雇用での採用しかしないところが多いのも事実なんですが、いい人材を確保し、後々は正社員として会社を、社会をリードしていって欲しいとする企業もありますので、自分自身の方向性にあっているか、考慮に入れてどうかと思います。

次に思いつくのは、やはり給与でしょうか。J-warmなどの求人誌や職案の求人情報でも分かるように、数ある求人の中でも、比較的、給与がいい職種ではあります。また、企業によっては業績を上げた社員に給与としてインセンティブを支給するところもありますし、IBMやトランスコスモス、CSKといった大手など、福利厚生がしっかりしているところが多いのもメリットかもしれません。

また、週休二日はまず当たり前ですし、窓口の時間が決まっている関係で、比較的きっかり業務が終わることが多いので、そのあたりが気になる人には大きなアドバンテージではないでしょうか。あと、基本的に実力主義ですので、入社の順序や男女の性差などは関係なく、女性が活躍できる職場でもあるかと思います。育児休暇や、職場への復帰を支援する企業もありますし、また、基本的に外回りの必要のない職場ですので、IBMなどは定期的に身障者の採用もしています。

とまぁ、ここまではいいことばかり並べたてましたが、反対の側面も当然あります。。。。
これは短所なのか分かりませんが、採用枠が広いため、若い人が多い。多いのはいいのだけど、ともすれば、学生の集まりのようになってしまう。このエネルギーがいい方向に向かえばいいのですが、変に馴れ合いであったり、無責任であったりなど、社会人としての意識が低いひとも時折います。。。もちろん、逆に、若いのにしっかりしている人もいるので、一概には言えませんが、「プロ意識」のある職場であればあるほど、働いていて「やりがい」に繋がるのではないかな、と私は考えます。

また、業務内容の性質上、向き不向きがあります。精神的な負担も決して小さくはないので、入れ替わりが激しい職場のひとつかもしれません。入れ替わりが激しいと、半人前なのに、先輩格にならざるを得なくなりますし、場合によってはリーダークラスのことを任されたりすることも多々あると思います。それをラッキーと捉えるか、ただの負担と感じるかで、短所とも長所とも取れる側面かもしれません。

じっくり時間をかければ、いろいろ書き連ねることができそうな話題ですが、明日も仕事がありますので、今回はこのあたりで終わりたいと思います。このブログで過去に取り上げた話題の中にも、今回のテーマに関わる記事がありますので、よろしければご参照いただければと思います。

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