ワーキングプア
最近、よく耳にするワーキングプア。働けども裕福になれない低賃金労働者(WorkingPoor)のことをいうそうで、近年、増加傾向にあるのだそうです。
わたしはNHK特集でそれを知ったのですが、先日も民放のニュースで触れていました。その背景には、正規雇用よりも、パートや派遣、契約社員などの非正規雇用の割合が増加していることもあるようです。
番組の中でひとつ気になったのが「転職を繰り返すたびに下がる収入」。理想は、これまでのキャリアを活かして、更なる好条件での転職ですが現実にはそうもいかず、しかも正規雇用で就職できるチャンスは低いため、職を移るたびに新卒(新入社員)と同じ給与でのスタートとなる上に、正規雇用労働者との賃金格差は開く一方なのだとか。
この(コールセンター)業界は、向き不向きがもろにあるため、人の入れ替わりが激しいというのが同業者共通の認識だと思いますが、沖縄ではこの業種の求人が多いせいか(まぁ、待遇も悪くないですしね)、同じ業種を転々と渡り歩く方も少なくありません。よりよい会社を求めて転職を繰り返すことは、個人的に「あり」だと思いますが、年を重ねるごとにそれも難しくなりますし、これまでのキャリアに配慮して厚遇で迎えてくれるところもそう多くはありません。
非正規雇用者の多いこの業界。ワーキングプアに陥るリスクは、その誰にでもあるのかもしれません・・・。